曽我農園の越冬トマトとは?
「越冬トマト」とは、新潟市の曽我農園が栽培しているトマトで、冬を越させることによりトマト自身が糖分を蓄えて通常よりも甘く美味しくなる性質を利用して栽培しています。だから普通のトマトよりも甘くて凝縮された味が楽しめます。
過酷な環境でゆっくりと成熟される「越冬トマト」。特徴はお尻からびっしりと出るスターマークと尖ったフォルム!その見た目からも、美味しさが伝わってきますね!
新潟県はトマト消費量の上位県で、中でも新潟市北区濁川地域はトマト産地として知られています。そんな濁川地域で祖父の代から50年続く曽我農園は、1990年代からフルーツトマトの栽培を始めました。そして、選んだトマトは「日本一おいしいトマトをつくりたい」という思いからファースト系と呼ばれる希少品種のトマトでした。実は赤く、おしりはとがり、小さいながらも濃く深い味が特徴ですが、一般的には栽培がむずかしいといわれる手間のかかるものでした。
「越冬トマト」は栽培する季節まで異例でした。トマトの旬といえば一般的には夏ですが、このトマトが最も栄養を蓄えるのは寒暖差の激しい冬から春。日照時間が少ない気候を活かしながら、通常では考えられなほど長い時間をかけて素材のポテンシャルを引きだしました。
最初は手探りでしたが、個性際立つフルーツトマトに成長した「越冬トマト」。ぎりぎりの環境で栽培するため約半数はたえきれず少量しか出荷できませんが、こうして手に入れた類まれな味わいは、野菜ソムリエサミットで大賞を受賞するなど高く評価されています。
越冬トマトはいつ頃、どこで買えるの?
越冬トマトは例年、5月中旬〜6月中旬に出荷される予定です。
越冬トマトは曽我農園直売所で販売されます。また、2週間だけインターネット販売も行われるようですが、人気が高くスグに売り切れになってしまいます。
曽我農園直売所でも、収穫期になると行列ができます。日々の収穫量が予測できないため、予約販売は行われていません。
越冬トマトが入手できない場合は、越冬トマトで作られたケチャップやトマトジュースもおすすめですよ!
SOGA FARM(曽我農園直売所)
住所 〒950-3304 新潟県新潟市北区木崎1799
営業時間 9時〜15時
定休日 水曜日
公式サイト SOGA FARM
SOGA FARM公式サイト
オンラインショッピングはコチラからどうぞ。
越冬トマトのケチャップとトマトジュース
越冬トマトは売り切れで入手できなかったので、それなら・・・と越冬トマトのケチャップとトマトジュースをお取り寄せしてみました。
ケチャップ1本とトマトジュース2本の詰合せセットです。
越冬トマトのケチャップ
まずはスプーンですくって味見してみました。余りにも濃厚で舌がしびれそうになりました。甘味と酸味がこれでもか〜というぐらい凝縮されています。これを使ってピザを焼いてみました。ピザ生地の上にこのケチャップをたっぷり塗って、あとはミニトマト(セミドライ)とチーズのみ。焼き上がってからベランダで育てているミントの葉を添えてみました。美味しそうでしょ!?
このピザはめっちゃ美味しいです。越冬トマトの強烈な甘味と程よい酸味が引き立ちます。
さらに、このケチャップでスパゲッティも作ってみました。めっちゃ美味しいです。ケチャップの力は偉大ですね。こんな美味しいパスタは初めてかも…。
越冬トマトのジュース
これは、そのまま飲んでも美味しい。とにかく甘くて濃厚な味。まさに「飲むトマト」っていう感じですね。牛乳で割っても美味しかったです。私に一番のお気に入りは、ジンで割る「ジン&越冬トマト オンザロック」です。こんな贅沢なカクテルは他では飲めませんよ!