石狩ひつじ牧場について
石狩ひつじ牧場を作ったのは山本知史さん。若い頃は、中学校の理科教師(江戸川区立清新第二中学校、他)だったそうです。退職後、札幌でチーズ専門「チーズマーケット」を創業して22年。農業未経験ながら54歳の時、チーズの輸入業で人生を終わらせないと決め、経験上最も美味しいと感じた「羊乳製チーズを作る」目標を立てる。しかし、肝心の乳用種の羊は日本には居ないことが分かり、32歳から学んだ英語で、豪州やNZのブリーダーに会いに。30頭の羊を個人輸入までやりました。(これが超タイヘンで、成田空港動物検疫所内に3週間の外出禁止)津軽海峡を渡り、羊を北海道へ。繁殖を繰り返し、今では400頭近くになったそうです。
チーズの製造は順調で、目標のフランス産ロックフォールタイプの「青かびチーズ」もどうやら完成したようで、2022年5月14日放送の「旅サラダ」、発掘!ニッポン なかまる印のコーナーでも取り上げられ、中丸雄一さんが美味しそうに青かびチーズを食べていましたね。大自然の中で大切に育てられた羊のミルクは、臭みが少なく濃厚なので、風味豊かなチーズが出来上がるそうなんです。
石狩ひつじ牧場のこだわり
[1]自分が食べたいと思えるものを作りたい
売り物と自分で食べる農作物を区別して作っている農家は少なくないんだそうです。しかし、石狩ひつじ牧場では「売るもの=自分が食べるもの」。
[2]羊のエサの地元率100%を目指す
自分が食べたい羊肉やチーズだから、羊に与えるエサも自分で納得したものを選びたい。アメリカ産コーンを食べている牛の乳が北海道牛乳っておかしいでしょ!そこで、エサの地元比率を上げるために、自前で牧草を作ったりサツマイモを栽培したり、飼料米を与えることで、外国産の飼料を10%以下にまで下げる取り組みを行っています。
[3]動物福祉に心を砕く
屠殺されるオス羊は、ほぼ100%去勢されて羊肉になります。しかし、石狩ひつじ牧場では種オスを育ててから去勢はせず、生まれたままの体の機能を活かす飼育を心がけています。
石狩ひつじ牧場
住 所 石狩市樽川485-1
営業時間 10時〜16時
公式facebook 石狩ひつじ牧場
※土日のみ、エサやり体験など羊と触れ合うことができます。
石狩ひつじ牧場の羊乳・羊肉製品のお取り寄せ方法
石狩ひつじ牧場の羊乳・羊肉製品は、日本最大級の産直サイト「ポケットマルシェ」でお取り寄せすることができます。このサイトでは、生産者 山本知史さんとも繋がれますよ。
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